熱変換に関する太陽光発電効率について

太陽光発電で重要なのは太陽からの光エネルギーを電気エネルギーに変換できるかです。
この光から電気への太陽光発電効率が高くなれば高くなるほど発電出力が高くなります。
その結果どのようなメリットがあるかと言うと、太陽光発電モジュールを少なくても大きな発電が可能になるということです。
太陽光発電モジュールが少なくなれば、当然費用をその分抑えることができるようになるとか、少ないスペースでも太陽光発電が可能になるというメリットが生まれます。
この変換効率には、セル変換効率とモジュール変換効率という二つがありますが、前者は一枚のモジュールの中に収められている小さな発電素子(セル)の一枚あたりの変換効率を指し、後者はそのセルが集まって一枚のモジュールになっているわけですが、そのモジュール一枚の一平方メートルあたりの変換効率を指します。
セル変換効率とモジュール変換効率は同じだろうと思うかもしれませんが、若干モジュール変換効率の方が低くなります。
それはセルとセルを導線つないでいるため、抵抗などが生じるからです。
太陽光発電に関する資料ではそれぞれの表現を見ると思いますが、どちらで表現されていたとしても変換効率が高ければそれだけ発電能力が高いということに変わりがありません。
ところで、この太陽光発電効率の良さは、各メーカーの製品によって差があります。
各メーカーともしのぎを削って、変換効率の高い太陽光発電の開発に余念がないわけですが、基本的に国内の大手メーカーであれば、どのメーカーも変換効率は世界トップレベルで大変優れています。
その中でも、パナソニックや東芝などは非常に高いレベルを変換効率を達成しているというのが一般的な評価のようです。
なお、変換効率は国の補助金の基準にもなっています。
たとえば、シリコン単結晶系であれば16.0%以上の変換効率を達成していなければなりません。
また、シリコン薄膜系であれば、8.5%以上の変換効率が必要です。
つまり、国もすべての太陽光発電に補助金を出すのではなく、変換効率の良い、つまり太陽光発電としての高い性能を有しているものに補助金を出すということですね。