太陽光発電の発電量について

いったい太陽光発電ではどのくらいの電力を発電することができるのでしょうか。
カタログの数値を見ても、わかりにくい場合が多いと思います。
太陽光発電の発電量という一番知りたい重要な数値がわかりにくいのは、太陽光発電というものが条件で変わってくるからです。
太陽光発電に影響を与えるものには、太陽光発電モジュールの表面温度、エアマス、そして放射照度の三つがあります。
【モジュールの表面温度】太陽電池というのは温度の影響をうけます。
カタログなどで発電量を表すときには、太陽光発電モジュールの表面温度が25度のときを基準にしています。
もし、表面温度が上がると発電量はどう変わるのでしょう。
実は、温度が上がると発電能力は逆に落ちてしまうのです。
意外に思うかもしれませんが、温度が1度上がるたびに0.45%も発電能力が落ちてしまうのです。
そうなると、夏場の炎天下ではそうとう発電能力が落ちることになります。
夏の炎天下でモジュールが温められると70度近くになることもあります。
そうなると、20%発電能力が落ちることになります。
もちろん、夏は日照時間が長くなるとか、放射照度も高くなるので表面温度のマイナスが相殺されます。
【エアマス】エアマスというのは、英語の「AirMass」のことで、これは大気の量のことです。
具体的に言うと、太陽光が地上に到達するまでに通過する大気の量のことです。
大気は光の侵入を妨げます。
大気が光を反射させたり、散乱させたりするので、波長が変化してしまうこともあります。
これが太陽電池の発電能力に影響を与えてしまうのです。
【放射照度】放射照度とは、光エネルギーの強さのことを言います。
夏場には、1㎡中1000w程度の光エネルギーが入射してきます。
一応、カタログで出力を出すときには、この夏場の放射照度を基準にしています。
このように、太陽光発電の発電量はいくつもの条件下で変わってしまいます。
しかし、消費者側に立つと、一番知りたい情報がわからないということでは話にならないので、各メーカーではシミュレーションを行い目安の発電量を出しています。
この際、メーカー毎に条件が違うと発電量も違ってくるので、条件を揃えて発電量を表示しているようです。